パソコンの導入とレクチャーを依頼されて、初めてMS-Officeに触れる人と同じくらいテンパっちゃった経験から”リボン化”にはかなり否定的です。
Excelなど普段使いのアプリケーションは、メニューをマウスで追うのは最初だけ。ある程度使い込んでくると処理速度も早くて、キーボードから手が離れなくて済むショートカットを多用するようになります・・・よね?そうなると画面上部を占有して並んでいるアイコン類は、はっきり言って邪魔でしかありません。
従来のモニターから16:9のワイドサイズの液晶モニターに替えたとき、スプレッドシートやFreeMindといった画面を横に広く使えると作業効率のアップするアプリケーションの恩恵を改めて享受できて嬉しく思いました。またGIMPなどツールウィンドウをたくさん開くアプリも同様に使い勝手が上がります。
そういう視点から見てもリボンインターフェースは改悪。元記事の後半に書かれている”Quick Access Toolbar”が唯一の救いなのではないでしょうか?
筆者の使っているUbuntuはこの4月からgnomeからUnityへとUIが変わりました。
第一印象はかなりとっつきづらくてディストリビューションの変更すら視野に入れていたのですが数ヶ月ですっかり慣れて、たまに利用する以前の環境(ハードディスクのパーテーションを切って残してあります)の方が使いづらくなっていたりして・・・。
良くも悪くも慣れなのだという点は理解してますが、気軽にUIごと変更できるLinuxと比べるとWindowsがかわいそうに見えてきました。
Microsoft、「Windows 8」のリボンインタフェースを紹介
米Microsoftは8月29日(現地時間)、次期OS「Windows 8」の「エクスプローラ」でリボンインタフェースを採用すると発表した。開発者向けブログ「Building Windows 8」で詳細を説明している。
リボンインタフェースは、Microsoftが「Office 2007」から採用しているグラフィカルインタフェースで、従来のメニューバーとツールバーを置き換えるものだ。コマンドをタブでグループ化することにより、目的のコマンドが見つけやすいなどのメリットがある。現行OSの「Windows 7」では、「ワードパッド」と「ペイント」にリボンインタフェースが採用されている。
Windows 8のエクスプローラでは、「File」「Home」「Share」「View」「Manage」などのタブが用意される。Homeタブには、「ペースト」「プロパティ」「コピー」など、使用頻度の高いコマンドがまとめられている。Microsoftの調査によると、現行のエクスプローラでは使用頻度の高い上位10個のコマンドが利用率の81.8%を占めているという。
なお、各コマンドには従来通りショートカットが割り当てられているほか、リボンインタフェースを最小化して「Quick Access Toolbar(QAT)」というカスタマイズできるツールバーを利用してすれば、従来に近いユーザーインタフェースに切り替えることも可能だ。