2007年06月20日

Safariは敵でなく仲間。

 Mozillaの最高執行責任者(COO)であるJohn Lilly氏は、「Safari」の市場シェアを確立しようとするSteve Jobs氏の計画について、「時代遅れ」で「2社による市場の独占」であると指摘した。

 この指摘の原因となったのは、Appleの最高経営責任者(CEO)であるJobs氏が先週行ったWorldwide Developers Conferenceにおける基調講演だ。同基調講演でAppleは、Safariブラウザの「Windows Vista」または「Windows XP」で稼働するバージョンを発表していた。

 基調講演でJobs氏は、Appleがどのようにして市場シェアを拡大していくかを予測する部分で、1枚のスライドを提示した。そのスライドでは、Safariが市場のほぼ4分の1を独占すること、つまり、「Internet Explorer」以外のシェアはSafariが占めることが示されていた。

 Lilly氏は、これが省略や簡略ではなく、Jobs氏が「Firefox」など小規模なブラウザを利用するユーザーを奪い、レドモンドを拠点とするMicrosoftとの2社複占状態を目指していることを示している、と考えている。

 Lilly氏はブログの中で、「この世界観は、(Appleの)構想を示している。それは、時代遅れで、企業支配的で、2社複占を狙っている。ウェブにとっては好ましくない。私はこの2社による複占状態にはならないと思うため、議論の余地があると私は思う」と記した。

 Mozilla Foundation幹部である同氏は、ブラウザ市場を2社の企業で排他的に独占することは、「誤った行為」であり、エンドユーザーのためにはならず、また、この市場への参入や関与を損なうものであると述べた。

 とはいえLilly氏は、ブラウザ市場にSafariが加わったことは歓迎している。「より多くの人にもう1つブラウザが利用可能となったことはよいことである」と同氏は述べた。「ユーザーにSafariという新たな選択肢が与えられたことは喜ばしい。Mozillaでは、Firefoxの市場シェアなどのために、われわれのより重要な目標を犠牲にすることは決してない。つまり、ウェブのオープン性を維持し、公開された資源とするという目標である。ウェブは人々のものであり、企業のものではない」(Lilly氏)

 しかしLilly氏は、WikipediaやLinuxの普及は、人々がもはや大手ソフトウェアベンダーによる「独占、複占、カルテルといった一昔前の配布形態」には満足しないことを表していると述べ、2ブラウザによる複占状態が訪れるというJobs氏の見解には疑問を呈した。

 Windows版Safariは6月11日のリリース以来、ダウンロード件数100万件を達成した。 いくつかのセキュリティ脆弱性も発見され、Appleからはすでに3件のパッチがリリースされている。


http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000056023,20351109,00.htm?ref=rss

牽制球なのか辛口の歓迎なのか、モジラ幹部がアップルの「Safari」シェア拡大を批判しているようです。

でも冷静に考えると、FirefoxやSafariはIEの寡占状況からはみ出た部分のシェアを奪い合っている状況なんですよね。普通ならOperaも含めて対IE連合軍という図式になるはずなのですけれど・・・。

元記事のJohn Lilly氏の言動を見る限り、今月1日に報じられた夢の共演でのやりとりが頭の中のどこかにあるのかなという感じがしますが、あれはきっと「リップサービス」。

Microsoft+SafariよりもFirefox+Googleの方が、個人的にはずっと魅力的で革新的に映ります。

John Lilly氏本人でないと発言の意図はわかりませんが、Firefoxもあるぞ!という自己アピールとSafariに対する辛口の歓迎なのかなと感じています。


posted by media_aidem at 07:52 | Comment(0) | TrackBack(0) | IT関連
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