2008年01月22日

Microsoft Vistaで仮想化市場に参戦

 Microsoftは米国時間1月21日、再度方針を転換し、「Windows Vista Home Basic」と「Windows Vista Home Premium」を仮想マシン上でゲストOSとして実行することを可能にする予定だと発表した。このニュースは、とりわけ大金を支払うことなく最新版の Windowsを使用したいと考えているMacユーザーに歓迎されることだろう。これまで、MacユーザーたちがWindows Vistaを仮想マシン上で実行するには最も価格の高い「Windows Vista Business」または「Windows Vista Ultimate」を購入しなくてはならなかった。

 Microsoftは2007年6月、記者らに対しWindows Vistaの仮想化オプションを拡大する意向を表明したが、理由を明らかにすることなく方針を転換し、同社がそうした計画について発表することはなくなった。

 筆者には、Windows Vistaの仮想化に関する選択肢が限られていることの根拠にさほど大きな意味があるとは思えなかった。Microsoftの主張は、Vistaの仮想マシン上での実行にはセキュリティ上のリスクが伴うというものだった。同社では、Home Editionに比べWindows Vista BusinessまたはWindows Vista Ultimateの方がセキュリティにおけるリスクが少ないというわけではないが、仮想化を価格帯の高いバージョンに限定することで、技術についてより深い知識を持つユーザーのみが仮想化技術を利用するのが理想だった、としている。

 いずれにせよ、21日の発表は、熱心なファン、Macユーザー、そしてParallelsなど仮想化ソフトベンダーから歓迎されるはずだ。

 Microsoftでグループプロダクトマネージャーを務めるPatrick O'Rourke氏は21日、電話取材に対し、「われわれは、今が技術に詳しい人々に、より手軽に仮想化を体験し、ふさわしいものであるかどうか確かめてもらうべき時だと考えている」と語った。

 同社による2007年6月の全面的な方針転換に関して、O'Rourke氏は、それが計画されたものだったのか、または方針の転換によるものなのか具体的な言及を避けた。「当時はまだいくつかの議論が社内で話し合われていた」(O'Rourke氏)

 Microsoftは同日、Vistaの変更のほかにもいくつかの発表を行った。同社は、リモートデスクトップのパフォーマンスを向上する技術を持ったカリフォルニア州サンノゼに本社を置くCalista Technologiesの買収計画についても明らかにした。Calista Technologiesは、仮想グラフィックスプロセッサを開発するための特許アプローチを持っており、これは、いわゆる「Presentation Virtualization」を実行する際、3Dなどの画像レンダリングタスクで力を発揮することができる。Microsoftはまた、シンクライアントを専門に手がけるCitrix Systemsとの提携を拡大したことも発表した。

 Microsoftはまた、Vistaをサーバで稼働し、情報を表示する端末としてPCかシンクライアントを使用したいと考えている大企業向け新製品の価格を値下げする予定である。O'Rourke氏は、同社のSoftware Assuranceプログラムの一環として、こうした企業は、ライセンス料金を支払うことでこのテクノロジを使用することができる予定だと述べた。 Windows PC向けではマシン毎に年額23ドル、シンクライアントでは、年額約110ドルが要求される予定。

 これは、Microsoftの当初の計画と比較して約25%〜50%の値下げとなっている。


http://japan.cnet.com/news/ent/story/0,2000056022,20365392,00.htm?ref=rss

MicrosoftとしてはVistaの廉価バージョンを開放してVMwareがほぼ独占している仮想化市場に宣戦布告したという構図のようです。


Vistaに触れたことのない”マカ”は、がっかりして「Macで良かった」と感じることができるかも。そしてLinuxユーザは・・・どうだろう?
個人的にはVistaに対して魅力を感じませんが。


1台のPCで様々なOSが混在する環境。
Microsoftは勝てると確信して参入したのでしょうけれど、吉と出るか凶と出るか。
タグ:VMware 仮想化
posted by media_aidem at 18:23 | Comment(0) | TrackBack(0) | IT関連

2008年01月21日

ODF VS OOXML

 Microsoftの文書フォーマットOffice Open XML(OOXML)のほうがOpenDocument Format(ODF)より好ましいとの分析を示した調査会社Burton Groupの報告書に対し、OpenOffice.orgが異議を唱えている。

 最新世代の文書の標準規格は、構造化データを簡単に共有できるようにするため、World Wide Web Consortium(W3C)が策定した仕様Extensible Markup Language(XML)をベースにしているのが一般的だ。

 こうしたXMLベースの文書の標準規格で双璧をなすのがODFとOOXMLだ。ODFは、「OpenOffice.org」など無料または低価格のオフィス生産性スイートが採用しているフォーマットで、MicrosoftのOOXMLは、「2007 Microsoft Office System」でデフォルトのフォーマットとなっている。

 OOXMLは2006年末、会員によって構成される標準化団体Ecma Internationalから標準規格として認定された。しかし、国際標準化機構(ISO)からの認定はまだだ。一時は多くの加盟国の標準化団体から賛成票を得て承認されそうなところまでいったが、投票の過程に問題があったとする批判が出て大きく後退している。対照的にODFは、すでに2006年から ISO標準として認定されている。

 米国に本拠を置くBurton Groupは、米国時間1月14日に公開した報告書「What's Up, .DOC?」の中で、Microsoftの旧フォーマットと互換性があることを主な理由として、大規模企業ではODFよりもOOXMLのほうを採用するよう提言した。

 「Microsoft製ではない無料の生産性スイートを使用したいと考える政府系の組織などは、OpenOffice.orgの支持するODF ファイルフォーマットを採用したがるだろう。一方、長年にわたってMicrosoft Officeの旧フォーマットで文書を作成し、保存してきた図書館や大規模企業は、OOXMLのほうを好むはずだ。その理由は、OOXMLのほうが、 Microsoftのバイナリファイルフォーマットで保存したときの見た目と(スプレッドシートの計算式などの)メタデータをより忠実に再現できるからだ」と報告書は記している。

 さらに、報告書は次のように続ける。「つまり、OOXMLのほうがODFよりもエコシステムとアプリケーションを重視しているため、ほとんどのベンダーや大企業は、ODFよりOOXMLのほうが便利だと考えるだろう。また生産性アプリケーションとしての観点からすると、ODFは内容と表示の面に主眼を置いているため、構造と動作の面で高度な機能が求められる状況ではあまり役に立たない」(後略)


http://japan.cnet.com/news/biz/story/0,2000056020,20365288,00.htm

圧倒的なシェアを握り自社製品や規格こそがスタンダードと自負している企業。もう一方はボランティアで支えられているオープンソース。


「浪花節」ではないですけど、やっぱりOpenOfficeを応援したくなります。実際に使ってみるとデスクトップとしてのLinuxはまだ完熟の域には達していないかもしれません。


それでもいろんなシーンで目にするWindowsのへなちょこさと比較するとまだまだかわいいもんです。それにどのディストリビューションも短期間のうちにアップデートされていて、勢いが伝わってくるんです。


OpenOffice.orgはいいかげんな調査結果にいちいち噛みついたりせず、どっしり構えていたほうがいいのかもしれませんね。
タグ:OpenOffice.org
posted by media_aidem at 18:24 | Comment(1) | TrackBack(0) | IT関連

2008年01月17日

サン・マイクロシステムズ MySQLを買収

 Sun Microsystemsがオープンソースデータベース企業MySQLの取得に10億ドルを拠出する。

 Sunは米国時間1月16日、現金約8億ドルでMySQLの非公開株式を取得し、2000万ドル相当のオプションを引き取る予定だという。買収後、MySQLの最高経営責任者(CEO)Marten Mickos氏はSunのシニアエグゼクティブチームに加わる。

 Sunはここのところ、ソフトウェアビジネスからより多くの利益をあげようと、オープンソースのソフトウェアや開発手法を取り入れてきた。このたびの買収は、そんなSunにとって大胆な動きとなる。同社は今までのところ、MySQLと競合するオープンソースデータベースPostgreSQLのサポートサービスを販売してきたからだ。

 1995年に設立されたMySQLは最も大きな成功を収めたオープンソース企業のうちの1社に数えられる。MySQLデータベースは、インターネットや企業内で利用されるオープンソースソフトの組み合わせとして人気の高いLAMPのうちの1つ(Linux OS、ウェブサーバのApache、データベースのMySQL、そしてPHPを指してLAMPという)。

 Mickos氏は過去に、買収されるよりも、株式を公開したいとの意向を示していた。MySQLのビジネスモデルは、無料でデータベースを提供してソースコードも開示し、サポートやサービスを有料で提供するというもの。

 SunのCEOであるJonathan Schwartz氏は自身のブログで「SunではMySQLの顧客に対するサポートサービスの提供を、買収が完了する前から開始する予定」としている。

 電話会議の席上、Schwartz氏は本買収についてSunの歴史の中で最も重要な買収と述べた。

 Schwarz氏はまた、MySQLのストレージエンジン「Falcon」をSunのSolaris OSやサーバ向けに最適化するために技術的な設計を行うとして、複数の分野を概説した。(後略)


http://japan.cnet.com/news/biz/story/0,2000056020,20364986,00.htm
http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20080117_sun_buys_mysql/

MySQLといえばオープンソースの軽快なリレーショナルデータベース。
競合商品のPostgreSQLを手がけるSunに買収というのも、冷静に考えれば頷ける話です。


でもなんとなくしっくりこないのは、MySQLがオープンソースでなくなってしまうからではなく、オープンソースというビジネスモデルが買収によって「No」と言われたような気がするから。


確かにSunにとっては飛躍的でしょう。今までどおりMySQLも無償提供が続くと思います。でももうオープンソースではないんです・・・。
ボキャブラリがなくて、うまく表現することが出来ないのがもどかしい。
posted by media_aidem at 09:36 | Comment(0) | TrackBack(3) | IT関連
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