2007年06月12日

アイレップ流検索エンジン解析

 アイレップSEM総合研究所とジャパンマーケットインテリジェンスは6月11日、消費者の検索エンジン利用実態についてWeb Eye手法によるアイトラッキング調査を共同で実施した。

 Web Eyeは、アイトラッキング機器で赤外線を対象者の目の網膜に照射し、その反射を利用して画面上の目線の動きを測定する手法。目線の動きを測定するだけでなく、クリックの位置やタイミングも収集できる。

 アイレップSEM総合研究所とJMIはこの技術を用いてGoogleとYahoo!検索を利用中のユーザの視点データを収集・分析することで、検索結果画面における範囲ごとの注視回数や視線フロー、クリックデータを調査した。対象は2006年9月29日から2006年10月2日にかけて東京・吉祥寺で無作為に選んだ被験者76名(男性38名、女性38名)。

 まず、Yahoo! 検索の検索結果画面では、画面上部に検索連動型広告が表示されている場合と、画面上部に同広告が表示されていない場合(自然検索右側には広告が表示されている)に分けてデータを分析した。その結果、前者の場合は「I型」、後者の場合は「逆L型」に視線が移動していることが判明した。

 広告が掲載されている場合に「I型」となるのは、画面上部の広告及び自然検索結果の上位付近に向けて、画面上から下にかけてタイトルの先頭部分を中心に視線が移動するためだという。一方、画面上部に検索連動型広告が表示されていない場合に「逆L型」となるのは、検索上部に画面左から中央右にかけて表示される「関連検索ワード」や「Yahoo!カテゴリ」が最初に注視された後に、自然検索の1位以下が注視されるためだ。

 Googleの検索結果画面もYahoo!検索と同様に、画面上部に検索連動型広告が表示されている場合と、画面上部に同広告が表示されていない場合(自然検索の右側には広告が表示されている)に分けてデータを分析した。その結果、前者の場合は「L型」、後者の場合は「E型」に視線が移動していることが判明した。

 Googleアドワーズ広告のタイトルは自然検索に表れるタイトル文字数よりも少ないため、広告表示時に視線が上から下に移動した時、広告枠範囲内では視線が左から右にかけて広がらず、上から下に直線移動していく。一方で自然検索結果の表示範囲内ではタイトル文字を注視するために右側にも広がっていく傾向があり、それが「L型」の形を示すことになった。

 画面上部にアドワーズ広告が表示されていない場合は視線が上から下に移動しつつタイトルを注視し、説明文を流し読みするため、「E型」の視線移動を示すと考えられる。アイレップによれば、この結果はYahoo!検索利用者と比較してGoogle利用者はタイトル文字の内容を見てクリックする場所を決めている傾向が強いことを示しているという。

 さらに検索結果画面上での目線の動きのほかにクリック率の調査も行なったところ、Google、Yahoo!検索ともに、大手著名サイトの直下に表示されているリンクはクリックされる確率が低くなる傾向が見られたという。例えば「パソコン」や「液晶テレビ」といったキーワードで検索した際に、大手比較サイトの直下に位置したサイトのリンクはクリック率が低くなるという結果が現れた。検索の順位が上位であれば必ずクリック率が高くなるのではなく、上下に表示される競合サイトの存在もクリック率に影響を与える可能性も考えられる。


http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000056023,20350600,00.htm?ref=rss

折込チラシをみるときに人は無意識にZ型に視線を走らせるから、売れ筋商品などの配置の参考にするといいなんて話を以前聞いたことがあります。元記事は赤外線を使って、この検索サイト版をつくってみたという内容。

面白い調査結果ですね。個人的にはほとんどYahoo検索を使わないので、元記事の調査結果を踏まえて検索をかけてみて、逆に使いかたを学びました。被験者となった方々は、割と検索エンジンを熟知していらっしゃるのかもしれないなと感じます。

大手比較サイトの直下に位置したサイトのリンクに言及した記述もなんだか面白いです。ただ検索結果の上位表示すればいいなんて簡単な問題ではないんですな。場合によってはSEOを見直さなければならないかも・・・。

検索をかけてみると、今回取り上げた他にも様々な調査結果を発表しているようです。SEMが重視されてきているこの頃ですから,有益な情報源になりますね。


【関連サイト】

アイレップSEM研究所
posted by media_aidem at 11:55 | Comment(0) | TrackBack(0) | IT関連

Office 2008 for Mac登場のきざし?

 MicrosoftのMac部門に新たなリーダーが誕生する。

 Microsoftは米国時間6月8日、Macintosh Business Unitの新たな責任者として、同社に2月に復帰したCraig Eisler氏を起用すると発表した。同社は現在、2007年後半の発売日までに「Office 2008 for Mac」を完成させようと必死に取り組んでいる。

 Eisler氏は、同部門の責任者を数年間務めたRoz Ho氏の後を継ぐ。Microsoftの関係者によると、Ho氏は、Robbie Bach氏率いるEntertainment and Devices部門に移動し、「特別なプロジェクト」に取り組むという。Eisler氏は、MicrosoftのMac Mojoブログに投稿した喜びのコメントの中で、Appleの大ファンであることを告白している。

 同社のバイスプレジデント、Tom Gibbons氏はEisler氏の起用について次のように述べている。「Craig(Eisler氏)は、技術と製品開発の分野で優れた経歴を持ち、彼のビジネスリーダーシップもすでに実証済みだ。また、彼はAppleに対し敬意を抱いている。彼なら、Appleとの生産的な関係をさらに深め、優れた Mac用生産性ソフトウェアを提供するというMacintosh Business Unitの伝統を今後も継続してくれるものと確信している」

 Eisler氏は、Microsoftに以前勤務していた時は、DirectXの開発マネージャーを務めた。その後、ワイヤレスソフトウェア開発企業Action Engineの最高経営責任者(CEO)となり、AOL Wirelessの立ち上げを支援した。


http://japan.cnet.com/news/biz/story/0,2000056020,20350590,00.htm?ref=rss

Macにも「アップルワークス」という総合ソフトがあるのですが、やっぱりOfficeと比べるとかすんでしまいます。

それでもMS-Office for Macは2004で止まっていますからOffice 2008 for Macはマックユーザにはうれしいニュースですね。NeoOfficeという選択肢はあるにせよ、OpenOfficeは事実上まだ「おあずけ」の状態。意外と選択肢の狭い分野だったりします。

かくいうわたくしはMacOS9(クラシック環境)では、いまだにMS-Office98を使っています。そーか、もう10年も経つんですねぇ・・・。


【関連ページ】

マカに朗報!サンがOpenOfficeのネイティブ版に着手
posted by media_aidem at 10:19 | Comment(0) | TrackBack(0) | IT関連

2007年06月11日

プラットフォームに関わらず感染するOpenOfficeワーム

 OpenOfficeのドキュメントをターゲットにしたマルウェアが、Mac OS、Windows、Linuxを含む複数のOSを通して感染を広げつつあると、Symantecが警告を発している。

 Symantec Security Responseのウェブサイトによると、このワームは複数のOSプラットフォームに感染可能で、感染の範囲も広がりつつあるという。

 Symantecの勧告には、「新しいワームは悪質なOpenOfficeドキュメントとともに配信されている。このワームはWindows、 Linux、およびMac OS Xの各システムに感染する。知らない人から受け取ったOpenOfficeファイルの取り扱いには注意されたい」とある。

 ウイルス対策の分野においてSymantecと競合するSophosの共同創業者で、PCウイルス対策の草分けでもあるJan Hruska博士は米国時間6月7日、ZDNet Australiaのインタビューに応じ、AppleのMacはウイルスに無縁のプラットフォームではない、と語った。

 「Macのウイルスは存在する。出回っているし、感染もしている。Macが、何らかの奇跡によってウイルスを寄せ付けない環境になっているというわけではない」(Hruska博士)

 Hruska博士は、「数字に関して言えば、Mac以外のプラットフォームに感染するウイルスの方が数は多い。だがこのことが、Apple Macがウイルスとは無縁という誤った印象を植え付けている」と語っている。

 このワームが最初に見つかったのは5月の終わり頃のことだが、当時はこれが「インターネット上に広がっている」とは考えられていなかった。

 このOpenOfficeのファイル(badbunny.odg)を開くと、ユーザーのOSに応じて異なる動作をするマクロが起動する。

 Windowsシステムでは、「drop.bad」というファイルがドロップされ、「mIRC」フォルダにある「system.ini」を改変する一方で、そのフォルダにある別のファイルに感染するJavascriptウイルスの「badbunny.js」を実行する。

 Apple Macシステムでは、このワームが「badbunny.rb」「badbunnya.rb」というRubyスクリプトウイルスのいずれかをドロップする。

 Linuxシステムでは、XChatスクリプト「badbunny.py」と、Perlウイルス「badbunny.pl」をドロップする。

 Symantecではこのワームの深刻度を「Medium Risk」に分類している。


http://japan.cnet.com/news/sec/story/0,2000056024,20350533,00.htm?ref=rss

Windows・Mac・Linuxのどのプラットフォームにも感染するワームが登場しました。
なんでもOSの環境に応じて行う動作が違うという手の混んだモノ。Windowsはともかく、MacOSやLinuxはウイルス対策をしないで使ってしまいがち(Linuxでもよく探すとセキュリティ対策が施せますよ)です。できるだけOpenOffice形式ドキュメントの扱いに注意しましょう。


【関連ページ】


ウイルス警告−最新ウイルスにイエローアラート が発令されました
posted by media_aidem at 14:40 | Comment(0) | TrackBack(1) | IT関連
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