2007年05月29日

Mooreの法則とAmdahlの法則

 プロセッサは長年高速化を重ね、多くのデスクトップソフトウェアにおいてパフォーマンスの向上が容易になった現在、ただ乗りの時代は終わったというのがIntelの主張である。

 IntelやAdvanced Micro Devices(AMD)などのプロセッサメーカーは、高速な演算装置(コア)を1基だけ備えた製品ではなく、複数の演算装置を備えた製品を提供するようになってきている。問題は、現在ほとんどのソフトウェアが、その利点を使いこなせるようにできていないということである。

 IntelのフェローShekhar Borkar氏は、プロセッサは18カ月から2年ごとにパフォーマンスが約2倍になるという考えを引き合いにして「ソフトウェアもMooreの法則に従い始めるときだ。対応する並列処理の量を2年ごとに2倍にしなくてはならない」と述べた。

 しかしこれは、ソフトウェア業界にとっては困難な挑戦である。それぞれのマシンが複数の負荷を同時に処理しているサーバサイドでは、対応状況が比較的よい。デスクトップアプリケーションがスーパーコンピュータやサーバでの処理方法をある程度真似ることは可能だ。しかし、Mooreの法則とは別に、 Amdahlの法則というものがある。プログラムにおける並列処理には限界があり、逐次的にしか処理できないタスクがあるという考えである。

 Borkar氏が米国時間5月25日に一部の記者へ明かしたところによると、別の意見もあるという。アプリケーションに複数の異なるタスクを扱わせることや、システムに複数のアプリケーションを実行させることはできる。プログラムとシステムに、ユーザーがどのタスクを望んでいるのか推測させて、その用途にプロセッサのパフォーマンスを振り分けさせることもできる。しかし、ソフトウェア業界に取り組みを続けさせることは、なかなか上手くいかない。(後略)


http://japan.cnet.com/news/biz/story/0,2000056020,20349605,00.htm

なるほどソフトウェア側の進化がないと、デュアルコアなど複数チップを搭載してもその恩恵が享受できないということですか。

でもデュアルコアによる並列処理のことなんてムーアの法則にありましたっけ?

これ以上クロックアップできないから、そんじゃチップを2つ載せちゃえという行動にシフトしたくせに、何をおっしゃっているのでしょう?と個人的には思えてなりません。

ハードメーカーは自らの主張をするでしょうし、ソフトベンダーにも主義主張はきっとあることでしょう。ここはひとつソフトとハードで1つの製品を作っているAppleを観察しましょう。MacBookもCore 2 Duoになってラインナップが揃ってきたことですから、いい道標になってくれるのではないでしょうか。

しかし、今まで培ってきた技術が陳腐化してしまいそうな危機に直面しているプログラマもいるはず。ずっと過渡期にあるコンピュータ業界に携わるのも大変なことであります。



【参考サイト】

ムーアの法則
posted by media_aidem at 08:45 | Comment(0) | TrackBack(0) | IT関連

ブログスフィアの精度

 キーウォーカーは5月28日、自然文意味解析技術を応用したブログ解析サービス「BlogSphere(ブログスフィア)」を利用した新サービスとして、マーケティングやリサーチ用途に向けた「BlogSphere for Research」を発表した。6月1日から提供を開始する。

 BlogSphereは人工知能のアルゴリズムを応用した、日本語の自然文意味解析技術をベースにしたブログの解析サービスだ。キーワードを入力して解析を実行すると、そのキーワードがブログの中でどの程度言及されているかということや、キーワードに言及したブロガーの属性がグラフで表示される。

 キーウォーカーでは、BlogSphereのアルファ版サービスを2006年10月から約1カ月公開していたが、マーケティングやリサーチ用途に向けて機能を強化し、今回のサービス提供に至った。

 BlogSphere for Researchでは、キーワードへの言及度合いを時系列で表示できるほか、キーワードに言及したブロガーの男女比や年代構成、趣味、職業、配偶者や子供の有無、買った物や欲しい物、視聴メディア、好感度の高いタレント、さらに居住地域ごとの言及度などが解析できる。

 また、男性のみ、女性のみというように、セグメントを限定した解析にも対応するほか、解析の際にノイズとなるキーワードやブログを排除する機能も備えているため、キーウォーカーでは「マーケティングのサンプルとして有効だと思われるブログ記事のみを抽出することも可能」としている。

 料金は1ユーザー、リサーチ条件5件までで月額19万9500円から。キーウォーカーでは企業のマーケティング、PR担当者やPR会社などの利用を見込む。

http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000056023,20349422,00.htm?ref=rss

ブログスフィアを乗りこなせば、対象者を丸裸にできる?
そんな印象を受けますが、だらだらと日々起こったことをブログにアップしている人ばかりではないわけで・・・。

たとえば、

趣味、職業、配偶者や子供の有無、買った物や欲しい物、視聴メディア、好感度の高いタレント、さらに居住地域


がわかったりするそうですが、このニュース系ブログでは多分わたくしの欲しい物や視聴メディア以外はわからないのではないでしょうか。
契約しているブログサービスから居住地などのパーソナルデータを取っているなんていうのは別にして、それほど詳細なデータを晒しているとは考えられないのですが。

それとも

解析の際にノイズとなるキーワードやブログを排除する機能


を駆使してはじかれちゃうんですかねぇ。

100歩譲って、解析精度が高くて仮に詳細なデータをとれたとします。でもこの料金高くないですか?
posted by media_aidem at 07:35 | Comment(0) | TrackBack(1) | IT関連

2007年05月27日

だまされるな! 「WinAntiVirusPro 2007」の日本語版登場

 ウェブルート・ソフトウェアは5月24日、詐欺的セキュリティソフト「WinAntiVirusPro 2007」の日本語版を発見したと発表した。

 WinAntiVirusPro 2007は、実際にはセキュリティ対策機能を持たない、詐欺的なセキュリティソフト。2006年から世界で確認されているが、この日本語版が発見された。インストールすると、ユーザーのPC内に実際に存在しないウイルスやスパイウェアなどの脅威を、あたかも検出されたようにみせかけ、表示する可能性がある。

 なお、このソフトにはアンインストール機能があるため、誤ってインストールした場合でも削除することができる。ウェブルートではこのソフトの危険性は低いとしながらも、誤って購入しないよう注意を呼びかけている。


http://japan.cnet.com/news/sec/story/0,2000056024,20349487,00.htm?ref=rss

セキュリティソフトは、導入しちゃえば安心。定義ファイルの更新やセキュリティチェックをして結果を表示してくれさえすれば、実際の挙動をモニターしている訳ではないから信じてしまいますね。そのあたりを突くなんちゃってセキュリティソフト「WinAntiVirusPro 2007」が発見されました。

名称もなんとなく耳にしたことがあるようなないような、微妙に商標には触れないようにつくってあるみたいです。

トロイやツールキット、システムに侵入しても身元を隠すウイルスやアドウェアがある一方、導入するユーザをまず騙してしまおうとは、かなり大胆ですな。まさかパッケージ版では出回っていないとは思いますが、明らかに擬物(まがいもの)のようですから、ご注意を。

posted by media_aidem at 07:13 | Comment(0) | TrackBack(3) | IT関連
セブンネットショッピング(旧セブンアンドワイ)
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。