2008年04月15日

ユーザをイライラさせるMicrosoft

 サンフランシスコ発--Microsoftの製品ユニットマネージャーを務めるDavid Cross氏によると、「Windows Vista」のユーザーアカウント制御(UAC)は、故意にユーザーを「いらいらさせ」、サードパーティのソフトウェアメーカーにセキュリティの高いアプリケーションを作るよう圧力をかけるために設計されたのだという。

 Cross氏は、UACの設計に責任を持つグループプログラムマネージャーを務めていた。UACが有効になっている場合、管理者アカウントではなく標準ユーザーアカウントでVistaを使用するよう求められ、プログラムをインストールしようとすると警告が表示される。

 Cross氏は米国時間4月10日、サンフランシスコで開催された情報セキュリティイベント「RSA Conference 2008」で次のように語った。「(Vistaに)UACを搭載したのはユーザーをいらいらさせるためだ。これは真面目な話だ。これまでのWindows システムでは、大部分のアプリケーションをインストールしたり実行したりするのに管理者権限が必要だったが、ユーザーの多くが管理者権限を持っていた」

 Cross氏によると、ユーザーをいらいらさせるのはMicrosoftの戦略の一部であり、独立系ソフトウェアベンダー(ISV)に対して、よりセキュリティの高いプログラムを書くよう圧力をかけるのが目的だという。セキュリティの低いプログラムでは起動のたびに警告が表示されるため、ユーザーがそのプログラムを使いたがらなくなるからだ。

 「われわれはエコシステムを変える必要があった。UACはISVのエコシステムを変えつつあり、アプリケーションのセキュリティは高まっている。エコシステムを変えること、それこそがわれわれの目的だったのだ。事実、警告が表示されるようなアプリケーションの数は減っている。警告のうち、80%は 10本のアプリケーションが原因となっているが、その中には、ISVの製品もあればMicrosoftの製品もある。また、今では警告の表示されないセッションが全体の66%を占めている」(Cross氏)

 Microsoftがオプトイン方式でユーザーから収集した情報によると、ユーザーの88%はUACを有効にしているという。Cross氏はこのデータを挙げ、UACを無効にしているユーザーが多いというのは作り話だと主張した。さらに、ユーザーが内容を読みもせず、やみくもに警告を了承しているというのも作り話だという。

 「ユーザーが考えもせずに『はい』『はい』『はい』『はい』とクリックしているなどというのは作り話だ。警告のうち、7%は途中でキャンセルされている。ユーザーはやみくもに『はい』をクリックしているわけではない」(Cross氏)

 セキュリティ企業のKaspersky Labは2007年3月、UACのせいでVistaのセキュリティは「Windows XP」よりも低下したとして、UACを厳しく批判した。

 しかし、2008年のRSA Conferenceでは、同社の意見が変わったようだ。Kasperskyの米国担当シニアディレクターを務めるJeff Aliber氏は、次のように語っている。「数多くの侵入ポイントを伴う広い攻撃面がある。その攻撃面を狭め、セキュリティの高いアプリケーションの開発を促進してくれるのであれば、それが誰であろうといいことに違いない」

 Kasperskyは、Vistaの発売に先立つ2007年1月、UACには効果がないとするレポートを発表した。それによると、セキュリティの観点からは見かけ上危険な振る舞いに近くても、実際は無害の動作をするアプリケーションが多数あるという。UACはそのようなアプリケーションの操作に対しても毎回警告を発するため、ユーザーとしては、とにかく警告を無視してその操作を許可するか、あるいは「頭に来る」ことのないようにUACを無効にするか、いずれかを強いられると、Kasperskyは指摘していた。

http://japan.cnet.com/news/sec/story/0,2000056024,20371347,00.htm?ref=rss

ただでさえモッサリした動作でイライラさせられるのに、盛りこまれる機能でもユーザをイライラさせるなんて、とんでもない会社ですね。市場シェアにしてもほぼ占有しちゃっているのですから、セキュリティを高めたいならソフトウェアベンダーに直接言えば、素直に従うだろうと思うのですが。


ディストリビューションにもよりますが、Linuxはたいていroot(Windowsでいうところの管理者アカウント)以外にユーザアカウントをつくって、通常はそのユーザアカウントで作業してます。実際はXPの頃からWindowsでも”そんなツクリ”になっていたんですけどねぇ。


アカウントの切り替えが面倒だからという理由で管理者権限のないユーザアカウントで作業するのが煩わしいような状態で出荷したのもMicrosoftですからな。


Linuxへ以降を済ませた立場からだと「まぁ、なんにしても良く使っていられるよ」と思わずにはいられません。

タグ:UAC Vista
posted by media_aidem at 10:28 | Comment(0) | TrackBack(0) | IT関連

2008年04月14日

HP ノートパソコン”夏モデル”を発売

 日本ヒューレット・パッカードは4月11日、個人向けPC「HP Pavilionシリーズ」の夏モデル第1弾として、新デザイン「ZEN-design grid」を採用し、eSATA/USBコンボポートを搭載した13.3インチワイド液晶搭載ノートPC「HP Pavilion Notebook PC dv3000/CT」を発表した。

 また、dv3000/CTと同時に、デザインコンテストの最優秀デザインを製品化した、14.1インチワイド液晶搭載ノートPC「HP Pavilion Notebook PC dv2800/CT Artist Edition」を国内400台限定で販売する。

 両製品とも同社のオンラインストアHP DirectplusおよびHP Directplusコールセンター、常設展示スペースHP Directplus Station、HP Directpartnerで、4月下旬以降より販売を開始する。価格は、dv3000/CTが10万9200円から、dv2800/CT Artist Editionが8万9880円からとなる。

 dv3000/CTは、HP PavilionノートPCシリーズの新ラインアップとなる13.3インチワイド液晶搭載の個人向けノートPC。約2.0kgの軽量ボディながら、ハイビジョン映像と音声を1本のケーブルで出力できるHDMIポートや、45nmプロセスルールの採用により高性能と低消費電力を実現したインテルの最新デュアルコアプロセッサ、NVIDIA GeForce 8400M GSグラフィックスを標準搭載するなど、メインPCとしても十分活用できる。

 また、標準搭載のeSATA/USBコンボポートにより、USB2.0の5、6倍の転送速度(3Gbps、約300Mバイト/秒)で外付けHDDなどとデータのやり取りができる。日本HPによると、ノートPCへのeSATA/USBコンボポート搭載は業界初という。

 さらに、落下の加速度を感知してHDDのヘッドをセーフティゾーンに退避する「HP 3Dドライブガード」をHP PavilionノートPCで初めて搭載。モニターを閉じた状態では細かい揺れも感知し、電源を入れながら持ち歩く際にも大切なデータを衝撃や振動から守る。脱着式のDVDスーパーマルチドライブを採用し、不要時には取り外して軽量化できるなど、動画編集用のハイパフォーマンスPCとしても、外出先で使用するモバイルPCとしても利用できるスペックを備えた。(後略)


http://japan.cnet.com/news/tech/story/0,2000056025,20371275,00.htm?ref=rss

先日取り上げたHP製のミニノート。
公表されたスペックでは”解像度1280×768の8.9インチ画面”とのことでしたから、今回アナウンスされた夏モデルは「小型PC市場参入」のためのラインナップではないようですね。


小型になるにつれ、妥協しないとならない機能も出てくるはず。
13.3インチワイド液晶搭載で約11万円。セカンドもしくはサードマシンとしてスパッと購入に踏み切るにはちょっと躊躇しちゃう微妙な価格です。


HP製の小型PCとDell製の商品、ラインナップが揃ってから比較して購入するというのが賢い選択なのかもしれませんね。


posted by media_aidem at 09:57 | Comment(0) | TrackBack(0) | IT関連

2008年04月11日

Vista SP1適用済み製品を値下げ

 マイクロソフトは4月11日、「Windows Vista Service Pack 1(SP1)」の提供にあわせたキャンペーンの一環として、SP1適用済み新パッケージ製品の価格を改定すると発表した。

 SP1適応済みのパッケージは4月25日より販売される。価格改定の対象となる製品は以下のとおり(価格はすべて参考価格で、税抜き表示)。

* Windows Vista Ultimate 通常版 SP1 適用済み: 4万8800円(現行価格、以下同)→ 3万8800円(新価格、以下同)
* Windows Vista Home Premium アップグレード版 SP1 適用済み: 1万9800円 → 1万7800円
* Windows Vista Home Premium アカデミック アップグレード版 SP1 適用済み: 1万7800円 → 1万5800円

 またマイクロソフトでは、SP1出荷記念として、Vistaへのアップグレードを促進するため「アップグレード版特別優待パッケージ」を25日より1万本限定で販売する。価格は、「Windows Vista Home Premium アップグレード版特別優待パッケージ SP1 適用済み」が1万5980円、「Windows Vista Home Basic アップグレード版特別優待パッケージ SP1 適用済み」が9980円(それぞれ参考価格、税抜き)となる。

 これらの取り組みは、同社が「決めるなら、この夏。」というキーワードの下で展開する夏のキャンペーンの一環だ。このキャンペーンではほかにも、先進ユーザー向けウェブサイト「Ultimate Style」を開設し、Windows Vista Ultimateユーザーを初めとする先進ユーザー向けにデジタルライフスタイルの提案も行う。


http://japan.cnet.com/news/ent/story/0,2000056022,20371269,00.htm?ref=rss

まずはこちらのページをご覧ください。Dellのキャンペーン商品が並んでいますね。注目していただきたいのは価格帯です。時期によって変動はありますが、今現在ですと60,980円のノートパソコンやCore2 Duoプロセッサ搭載で64,980円のデスクトップモデルが並んでいますね。しかもモニタ付きで。


では、記事に戻りましょう。
Windows Vista Ultimate 通常版 SP1 適用済み: 4万8800円(現行価格、以下同)→ 3万8800円
個人ユースでは必要ありませんが、たかがOSで4万です。

通常だとコレですか。Vista Home Premium アップグレード版 SP1 適用済み: 1万9800円 → 1万7800円


リリースして1年以上経過するのに、いまだに売行きが悪い。
売れないから値引きなんでしょうけれど、それでも高い気がするんですよね。29800円でサーバマシンが買えるのに、何が悲しくて普及しないOSに大枚はたかないといけないのでしょう。


そんな風に考えたことありませんか?
BTOでカスタマイズして購入できるDellのパソコン、でも日本ではUbuntu搭載モデルは扱っていません。個人的にはサポートは不要だからUbuntu搭載で出荷してほしいんですけど・・・。


今後、夏にかけていろんなメーカーから廉価な小型ノートPCが相次いで出荷されます。どのようにすれば限られたスペックのマシンをどれだけ効率良く使えるのでしょう。OSの価値を含めていろいろと考える時期にきているのかもしれませんね。
posted by media_aidem at 17:45 | Comment(0) | TrackBack(0) | IT関連
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